<大相撲夏場所>◇10日目◇15日◇東京・両国国技館

 自己最高位の西前頭筆頭で躍進が期待された22歳の高安(鳴戸)が無念の負け越しだ。過去3戦全敗の小結安美錦(33=伊勢ケ浜)を突き、押しで土俵際まで追い詰めたが、引いて呼び込んでしまい形勢逆転。最後は右突き落としを食らい「徹底的に突けばよかった」と悔やんだ。

 横綱、大関戦の全敗を含む初日からの7連敗が響いた。来場所も上位と当たる地位に踏みとどまるには、これ以上負けられない。「残り全部勝つつもりでいきます」と気持ちをつないだ。