大相撲名古屋場所(13日初日、愛知県体育館)で昭和以降5位の高齢幕内再昇進を決めた東前頭16枚目の若の里(田子ノ浦)が10日、38歳の誕生日を迎えた。

 愛知・長久手市の部屋で稽古し、若い衆と18番の相撲を取り調整。「土俵の稽古は少なくなりましたけれど、相撲を取って技術を上げるとかいう問題じゃない。それ以外のトレーニングはやっていますから。筋肉が落ちないように、運動量は10代、20代と同じかそれ以上」と話した。報道陣からケーキをプレゼントされると「(3日に)稀勢の里に用意したから、自分にも気を使っていただいてしまったんですね。でもありがたい。48歳の誕生日でも待っています。体が続く限り(相撲を)やりたい」と10年後の現役も目指す。