稀勢の里またも鬼門でつまずく/夏場所
<大相撲夏場所>◇2日目◇12日◇東京・両国国技館
小結稀勢の里(21)がまたも「鬼門」でつまずいた。大関千代大海(31)の突っ張りをものともせず、土俵際まで追い詰めた。ところが左に動いた相手について行けず、体勢が崩れたところを突かれて逆に押し出された。「もうひと押しができない。(ポイントにしていた立ち合いは)うまく押し込めたのに…」と悔しさをにじませた。
朝青龍を破った翌日の取組では白星なしの3連敗。初3役(西小結)だった06年名古屋場所以降の12場所中、10場所で大関以上から白星を挙げている。上位に通用する実力があることを証明しながら、3役では8勝が最高。波に乗って大勝ちできないことで、期待される大関昇進のチャンスすらつかめていない。
前日は師匠の鳴戸親方(元横綱隆の里)の「(立ち遅れた)先場所の負けをムダにするな」という助言から、朝青龍得意の張り差しのスキを突いて快勝した。この日も課題の立ち合いは成功したが、最後に、詰めの甘さという別の課題が出た。「また明日からです」と、気持ちの切り替えに努めていた。
[2008年5月13日9時8分 紙面から]
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