大相撲が巡業での朝げいこに「予約制」を導入した。13日、埼玉・熊谷市での秋巡業熊谷場所で、この日の早朝に「三番げいこ」を申し込んだ幕内の稀勢の里(22)と琴奨菊(24)が、十両の申し合いの前に土俵に立ち、2人で15番連続のけいこを行った。

 巡業の朝げいこは、十両、幕内の順での申し合いが通常だ。だが、力士側から「申し合いだけでは、番数がこなせない」との声が上がり、巡業部側も納得。この日から「十両、幕内で1日3組」を目安に、予約制で「三番げいこ」を行うことになった。

 先陣を切った琴奨菊は「先場所は(両手をつく)立ち合いで戸惑ったし、審判部の親方衆もおられる前で確認したい思いもある」と話した。一方で、ある協会関係者は「巡業の申し合いに消極的な力士が少なくないので、三番げいこで気合を入れるという狙いがあるのでは」と指摘した。