<大相撲初場所>◇2日目◇12日◇東京・両国国技館
新大関日馬富士(24)は2連敗と苦しいスタートとなった。
日馬富士の「大関初星」は、またもお預けになった。自身より55キロ重い183キロの雅山を一気に押し込んだが、土俵際で右に動いた相手の突き落としに対応できず、あっけなく横転。土俵上で首をひねり、ぼうぜんと花道を引き揚げた。「完ぺきに勝ったと思った。とどめを刺そうとしたら、まさか横に回るとは…」と唇をかんだ。
新大関の連敗スタートは昭和以降7人目で、過去6人のうち勝ち越したのは2人だけ。足は前に出ながら、勝ち急ぐように倒れるのは初日と同じパターン。連敗スタート経験者でもある前頭雅山は「新大関は勝たなきゃいけないプレッシャーがある」と証言する。日馬富士は風呂上がりには鼻歌に乗せて「やっちゃったよ~」を連発。自らに言い聞かせるように「悔しいけど泣くわけにはいかない。体は動いてるし気持ちは負けてないので、この肥やしを明日につなげたい」と必死に前を向いた。【近間康隆】

