大相撲九州場所(15日初日、福岡国際センター)で自身の持つ史上ワースト記録の更新となる14度目のかど番を迎える大関千代大海(33=九重)が12日、「負け越しや休場で関脇に陥落しても、引退はしません」と現役続行を明言した。

 この日、福岡市内の九重部屋で朝げいこを終え「落ちても、来場所(10年初場所)頑張って10勝を狙っていく」と話した。仮に九州場所で関脇に落ちた場合でも、次場所(10年初場所)で10勝すれば大関に復帰することができる。その事実も踏まえ「もし来場所で6敗したら、その時点で引退する」と退路を断って挑む決意を示した。具体的な数字を示して引退ラインを設けたのは自身初で、大関が陥落後の進退について明言するのも極めて異例だ。

 これに対して師匠の九重親方(元横綱千代の富士)は「ふがいないと言われようが、本人がやると言っている以上は取らせる。落ちても(復帰の)チャンスはあるわけだから。ダメなら引退は当然」と話し、一番弟子の決意を後押しした。