<大相撲初場所>◇14日目◇23日◇東京・両国国技館

 関脇把瑠都(25=尾上)が怪力ならではの「大技」で、来場所の大関取りにつながる11勝目を挙げた。右上手だけで垣添を宙に浮かせ、左から右へ振る「大逆手(おおさかて)」で投げ捨てた。

 「なんて言うんですか?

 大逆手?

 フーン」と、本人は決まり手は分かっていない様子。「(自分は)力があるから、力で振り回した。いつまでも取ってる(長い相撲だった)から、とっさにね」と笑った。垣添には途中でいなされてかろうじて残し、その後いったんは土俵際に追い詰められた。右上手に手がかかって、何とかしのいだのが、幕内2度目の「珍手」につながった。

 「きょうは、2回ぐらい負けてるところだった。この1勝は大きいですよね。明日、終わるけど」とニヤリ。「(大関取りは)考えてない。場所が終わったら考える」と、千秋楽に集中する。