日本相撲協会が、8月6日から始まる夏巡業で好感度アップを狙うことが27日、分かった。8月6日の南魚沼巡業(新潟)では、前日5日に力士たちによる老人ホーム訪問を計画。地元新潟の霜鳳のほか、人気の高見盛や横綱、大関陣が候補になっており、協会側が主催者と調整中だ。

 続く同7日の新潟巡業の勧進元は「いろいろあったので、相撲協会からファンに直接説明してもらうようにお願いしています」と明かす。放駒巡業部長(元大関魁傑)が、土俵上で一連の騒動をわびることになりそうだ。また、同8日の福島巡業では、担当の玉ノ井親方(元大関栃東)が、地元メディアをPR行脚。新聞社やテレビ局を回り、集客につながるような宣伝をしていく。

 同10日の秋田巡業は、主催する秋田テレビをフル活用する。同局は、不祥事のために約1カ月休止していた番組「どすこいチャンネル」を17日から再開。この番組で力士のインタビューなどを放送し、「秋田場所」をアピールするという。

 既に冬巡業はすべて中止が決まるなど、不祥事の影響は今も少なくない。そんな中、開催にこぎつけた夏巡業は、名古屋場所を謹慎休場した力士も復帰する。協会と勧進元が一丸となり、信頼、人気回復に取り組むことになった。