史上屈指の実力者ぞろいとなった十両は、境川部屋勢が引っ張る。大相撲秋場所(9月12日初日、両国国技館)は、十両全28人のうち、実に4分の1の7人が境川部屋所属。先場所も十両だった宝智山、佐田の海、岩木山に加え、幕内から豪栄道と豊響が降格し、幕下から佐田の富士と城ノ龍が昇進した。境川親方(元小結両国)は「四つ相撲、押し相撲といろんなタイプがいてけいこが充実する」と優勝争いに期待を寄せる。
今場所は野球賭博の影響で元大関の雅山、元関脇の豊ノ島らが十両で取る。その中で境川部屋は、85年秋場所の春日野部屋以来、25年ぶりとなる同一部屋で7人以上の十両が在籍。同部屋は対戦がないため、佐田の海は「豪栄道関、豊響関は3役クラスの力がある。他の部屋よりは取組で恵まれている」と話す。一方、新十両の城ノ龍は「番付が上の人とも当たることになる」と不安の様子。豊響は「けいこのレベルが高い。みんな自信がついてきた」と、横一線の出世争いで活気づいたことを歓迎した。


