腎細胞がんのため1日に亡くなった大相撲の第45代横綱初代若乃花で元日本相撲協会理事長の花田勝治氏(享年82)の告別式が5日、東京・中野区の宝仙寺で営まれ、約600人が、最後の別れを告げた。記帳に訪れたファンは200人を超え、参列者と合わせて約600人が「土俵の鬼」との別れを惜しんだ。出棺の際に「若乃花ありがとう」の声が相次ぎ、おいの元横綱貴乃花親方は「(声援に)感動を覚えた。現役時代を見たかった」と語った。
喪主の次男浩さんが「ついに土俵を割りました」とあいさつすると、涙を流すファンもいた。ひつぎは親族の男性14人が霊きゅう車に運び込んだ。後方で見守った貴乃花親方に対し、同じくおいで元横綱3代目若乃花の花田勝氏は先頭で運んだ。同氏は「親せきは多いけど浩さんに『持ちなさい』と言われた。ゆっくり休んでほしい」と話した。遺骨は4歳で亡くなった長男と同じ東京・台東区の東本願寺に入る。

