阿武松部屋の力士たちが、地元・千葉県習志野市の地域復興に貢献していたことが25日、分かった。部屋から徒歩圏の袖ケ浦団地が、東日本大震災の影響で断水。14日から4日間、自衛隊や千葉市の給水車などから水をくみ、エレベーターのない5階建ての団地住民のために、運び続けていた。阿武松親方(元関脇益荒雄)は「被災した影響があまり知られていない地区ですが、被害は大きかった。こういうことは人知れず、静かにやることが大事だと思っています」と話した。今日26日には、校庭が液状化現象で使えなくなった近隣の小学校に出向き、グラウンド整備を行う。