大相撲の横綱白鵬(26=宮城野)が11日、徳島・板野町での4日間の合宿を打ち上げた。最終日は新十両の旭秀鵬らと20番。史上6人目となる20度目の優勝を狙う、秋場所(9月11日初日、両国国技館)に向けて20連勝で締めた。徳島県は紗代子夫人の出身地で、白鵬も観光大使を務める縁の深い場所だけに「短い時間だったかもしれないけど、第2のふるさとの徳島で合宿をやれたことが大きい」と、初の徳島合宿を終えて心身共に収穫を口にした。

 今回の合宿は、宮城野部屋と大島部屋の合同で行われ、これも初の試みとなった。宮城野親方(元前頭竹葉山)は「普段とは違う環境で非常に成果があった。来年からは10日間ぐらい来たい」と、恒例行事としたい考え。今年は八百長問題の影響ですべて中止となった巡業が、例年8月は多忙だけに、名古屋場所前の6月を候補に挙げた。白鵬も「6月ならちょうどいい。観光大使でもあるし、定期的に来たい」と賛同した。