横綱白鵬(26=宮城野)が福袋になる。高島屋横浜店、港南台店の2店が「横綱白鵬と一緒に白鵬米ごっつぁんです福袋」を発売することが19日、分かった。価格は2万120円で、2店合計20組40人分を売り出す。購入者は2月中旬に高島屋横浜店8階の「中村孝明YOKOHAMA」で、白鵬とテーブルを囲んで食事ができるという。

 異例の福袋は、東日本大震災が発端だった。大きな災害で日本の価値観が変わった。そこで同店では人との絆、思い出、日本の伝統文化を見直すような12年の福袋を企画。国技の大相撲に目を付け、以前にイベントで縁があった白鵬にオファーを出したところ、快諾を得たという。高島屋横浜店広報は「体験型福袋ということで企画しています。白鵬関、そして食事のメニューとしてはお得感があると思います」と話す。

 「白鵬米」は白鵬が観光大使を務める北海道滝川市で生産された。白鵬自ら田植え、収穫に参加した。白鵬米に添えられる豪華メニューは、「和の鉄人」と呼ばれる中村孝明氏のオリジナルになる。元日は休業日のため、発売は1月2日午前9時半から、購入希望者が定員を上回った場合は抽選になる。購入者にはお土産に白鵬米ミニ俵300グラムとサイン色紙もつく。