大相撲の横綱白鵬(27=宮城野)が26日、秋場所(9月9日初日)終了後に中国・北京で横綱土俵入りする計画があることを明かした。今年は日中国交正常化40周年にあたり、記念事業の一環として9月26日に国家博物館での土俵入りが調整中という。協力を要請されている白鵬は「今年はモンゴルもそうだけど、日中も40周年だから。世界平和の声の中で土俵入りするのはいいなと思う」と、前向きに検討している。

 「北京、上海以来だな」と白鵬。中国を訪問すれば04年6月の大相撲中国公演以来という。当時は19歳のまだ前頭だった。今は横綱としてさまざまな場所で土俵入りを経験。次に希望する国を聞かれ「インドかな」と冗談も口にした。10日後に迫った夏場所(5月6日初日、両国国技館)の調整については「まあ、ぼちぼちかな」と余裕の表情だった。