<卓球:世界選手権>◇3日◇男子シングルス準々決勝◇横浜アリーナ

 世界ランク37位の吉田海偉(27=フリー)が、北京五輪銀で世界ランク1位の王皓(中国)を相手に1ゲームを奪う健闘を見せたが、1-4(9-11、8-11、11-8、3-11、4-11)で敗れ、メダル獲得はならなかった。

 1回戦の辛勝以降、徐々に調子を上げてきて臨んだ準々決勝も「レシーブ、サーブ共に調子は良かった」。大観衆の声援にも後押しされて、第3ゲームを奪取した。しかし相手は世界ランク1位。第4ゲームには、それまでとサーブを変えて本気モードになった王につけ入るすきはなく、相手の両ハンドドライブの前に敗れた。

 敗戦にも「(自分の)フォアドライブには手応え感じた」と前を向いた。8月からはフランスリーグに参戦する予定。「ヨーロッパには両ハンドのうまい選手が多いので、そこで慣れたい」と課題克服を誓った。