中大に進学する琉球トルネード左腕、興南・島袋洋奨投手(3年)が、東都大学リーグ戦の開幕投手に意欲を示した。11日、宮崎市内で中大のキャンプ初日を迎え、有力候補とされる開幕戦先発について「もし任されるのであれば、どんどんチームの流れを引き寄せるピッチングをしたい」と意気込んだ。

 ブルペンには入らなかったが、初日からずばぬけた身体能力をアピールした。球場近くにある105段の石階段ダッシュでは、投手陣12人のなかでは断トツの17秒台で駆け上った。この日、ソフトバンク王会長にあいさつしてきたという高橋善正監督(66)は「『世界の王』が島袋を褒めてたよ。なかなか甲子園連覇はできないって」と目を細めた。スーパールーキーへのご褒美?

 か「リーグ戦、亜大戦は投げさせてやりたいね」。同じ沖縄出身でセンバツを制した東浜巨(なお)投手(2年)との投げ合いという、粋な計らいを計画していることも明かした。