1回裏、落雷で試合が中止になり引き揚げる阪神ナイン(撮影・柴田隆二)
1回裏、落雷で試合が中止になり引き揚げる阪神ナイン(撮影・柴田隆二)

阪神はいいノーゲームととらえたい。よくて2勝1敗が現実的かと思われたDeNA戦で、2連勝を狙える態勢になった。6連戦が5連戦に軽減されたことで、中継ぎ陣をより惜しみなく注ぎ込める。4日先発の秋山、5日にスライドの青柳はいけるところまで飛ばして、勝利を呼び込む投球をしてほしい。2連勝は最高目標かつ、最低目標だ。

2連勝したい一番の理由は、週末に3位広島と戦うからにほかならない。阪神が目指す逆転CS進出への最大のライバルだけに、2連勝で勢いをつけて乗り込みたい。3位を奪うには広島の上をいくしかない。今季の広島戦は残り4試合しかなく、特に自力でたたける今回の3連戦が最も重要な大一番だ。この5試合ですべてが決まるほどの天王山。グラウンドに立てば、やるのは選手だ。今週が今季の集大成のつもりで悔いなく戦い、3位を勝ち取って日曜日を終えてほしい。

笑顔を見せる矢野監督(撮影・加藤哉)
笑顔を見せる矢野監督(撮影・加藤哉)