巨人のV9時代にもなかった阪神の強さ、勝ち方でペナントレースを独走した。

他球団の主力が、戦線離脱を余儀なくされるアクシデントも後押しした。投手力で他球団を圧倒し、村上、才木を両輪として、先発は6連戦でも事欠かない投手がそろい、余裕をもってファームで調整させられる。十分なコンディションで先発でき、若い投手を中心にローテーションを回せていたので、より安定感があった。

先発陣にプラス、中継ぎスタッフも充実しており、試合終盤での活躍が際立ったシーズンだった。特に石井、及川、湯浅の頑張りは先発陣のたいへんな助けになった。

野手陣は、他球団から相当恐れられる打線で、近本、中野、森下、佐藤輝、大山は、全員タイトルが狙えるほど。1~5番の不動のオーダーは群を抜いていた。

また、昨年よりエラーの数が激減していて、好守備が出て、投手をピンチから救う場面が多くあった。佐藤輝の守備は特筆もの。捕手の坂本のリードも光った。インコースの使い方がうまく、投手の投球に幅を持たせて、強気のリードで投手を引っ張った。(日刊スポーツ評論家)

阪神対広島 優勝を喜び合う阪神才木(左)と佐藤輝(撮影・西尾就之)
阪神対広島 優勝を喜び合う阪神才木(左)と佐藤輝(撮影・西尾就之)
阪神村上頌樹(2025年9月2日撮影)
阪神村上頌樹(2025年9月2日撮影)