日刊スポーツ高校野球取材班が今夏の「ピカイチ選手」を紹介する最終回は、父子鷹の「元プロジュニア編」。

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父に負けぬ「朝倉-岩瀬」の継投リレー再現で夏三度目の正直を誓う。

東邦の朝倉陸投手(2年)と岩瀬晃大投手(3年)は、ともに中日で活躍した名投手のサラブレッド。陸は通算65勝で現在中日スカウトの朝倉健太氏(45)、晃大は通算1002登板&407セーブで野球殿堂入りした岩瀬仁紀氏(51)を父に持つ。偉大な父の現役時代を朝倉が「すごいバッターも普通に抑えていたのでかっこいいなと。引退試合行ったんですけど覚えています」と話せば、岩瀬も「あの観客の多い中で投げるっていうのはすごい。(現役)最後の方の阪神戦で元々チームメートだった福留さんから三振取ったところが一番印象に残っています」と鮮明な記憶を口にした。

その背中を追う今、もらった助言をしっかり胸に刻んで日々取り組む。朝倉は自身がけがした際の「投げられない時にこそやることがいっぱいある」という言葉に気づきがあり、岩瀬はフォームを尋ねると「リリースの時に頭離れてしまうので、手を頭の後ろに持ってって後ろで投げるイメージで」と教えを受けた。

昨年夏頃から朝倉が先発、岩瀬がリリーフという形で動き始め、昨秋には公式戦でも父たちをほうふつとさせる継投をみせた。最後の夏となる岩瀬は「(夏)2年連続決勝で負けていて…。終盤点取られてっていうのがあったので、最後自分が投げられるなら終盤しっかり抑えて、三度目の正直っていう意味で甲子園に行きたい」。注目の投手リレーで悲願の聖地をつかみ取る。【佐藤妙月】

中日岩瀬仁紀(右)からウイニングボールを受け取る朝倉健太(2010年4月撮影)
中日岩瀬仁紀(右)からウイニングボールを受け取る朝倉健太(2010年4月撮影)
夏聖地を目指しガッツポーズする東邦・朝倉陸(左)と岩瀬晃大(撮影・佐藤妙月)
夏聖地を目指しガッツポーズする東邦・朝倉陸(左)と岩瀬晃大(撮影・佐藤妙月)