今春の東京都大会で準優勝した日大三(西東京)が同校グラウンドで星槎国際湘南(神奈川)と練習試合を行い、9-1で大勝した。

 先発した日大三のデカプリオこと金成麗王内野手(3年)が、5回1安打無失点。5月の関東大会で記録した最速150キロの更新はならなかったが、日本ハムのスピードガンで149キロを計測した。「8番投手」で先発した打席では3打数1安打2三振だった。

 金成は「死球はあったが(3死球)、四球が無かったのが良かった。ピッチャーは楽しくできている。投げるたびに良くなっている」と笑顔を見せた。

 相手先発はプロ注目の本田仁海投手(3年)でもあり、スタンドには11球団38人のスカウトが集結していた。中日の中田スカウト部長は「素材、球の力を含めて持っているものが違う。(日本ハムの)大谷くらいになれる可能性を持っている」と評価した。