第90回選抜高校野球大会(3月23日開幕、甲子園)の出場36校を決める選考委員会が26日、大阪市内で開かれ、同大会に出場する21世紀枠の3校が決まった。東日本では東北地区の由利工(秋田)。西日本からは九州地区の伊万里(佐賀)。さらに3校目には、膳所(滋賀)が選出された。由利工と伊万里は春夏通じて初の甲子園出場。膳所は59年ぶり4度目のセンバツ出場となる。

 【由利工】春を含めて初の東北大会出場となった昨秋の同大会で8強。さらに「地元に愛される学校」を目指す中で、野球部員が率先して地域住民へあいさつ活動を行っている。

 【膳所】県内屈指の進学校。セイバーメトリクスを用いたデータ野球が特色。甲子園初勝利を目指す。

 【伊万里】昨秋の佐賀大会で準優勝。1916年(大5)開校、49年から現校名となった。