県内有数の進学校、伊万里(佐賀)に初めての「春」が届いた。21世紀枠でのセンバツ出場の知らせ。春夏通じて初の甲子園が決まり、ナインも関係者も喜んだ。

 13年に伊万里商工会議所など自治体が「目指せ 甲子園プロジェクトチーム(PT)」を立ち上げバックアップ態勢を敷いてきた。強力なサポートを得て待望のセンバツの舞台が決まり、吉原彰宏監督(42)は「信じられない気持ちです。これまで積み上げてきたものと、市のバックアップがあったからだと思います」と喜んだ。

 「まさか自分の母校が選ばれるとは。市を上げてバックアップしたい」とOBでもある塚部芳和・伊万里市長(68)も学校に足を運んで一緒に喜びを分かち合った。