日大山形に36年ぶり4度目のセンバツ出場決定の知らせが届いた。48センチの積雪となった山形市内にある同校の敷地内で、ナインは喜びを爆発させた。

 久しぶりの春の聖地となるが、気後れしていない。2年生で唯一、昨夏の甲子園で先発出場した主将の斎藤史弥内野手は「歴史に名を刻むことが目標。甲子園の独特な雰囲気にのまれる選手はいない。(荒木準也)監督が選んだ選手はメンタルが強い。大丈夫だと思います」と力強く語った。

 明徳義塾(高知)との再戦を熱望する。昨夏の甲子園1回戦。斎藤は2安打3打点と活躍したが、延長12回の末に3-6と惜敗した。「去年の夏は勝ちきれなかった。先輩の思いも込め、もう1回やってみたい。去年は個人が強かったが、今年のチームは束になって相手チームにかかっていく」と力を込めた。