“ヒグマシンガン打線”がさく裂した。昨年準Vのクラークが好発進。3回は1死二塁から5連続単打で4点、6回1死からは4連続単打で2点を挙げた。今大会7試合目で初のコールド勝利。先制打含め3安打1打点の寺田は「気持ちで負けないように打席に立った」と笑顔だった。

計17安打のうち14安打が単打だった。前任校駒大岩見沢で「ヒグマ打線」を作り上げた佐々木啓司監督(63)は「今年は1~9番まで切れ目がない打線。個人個人で打つポイントを持っている」。この日はしっかりとボールを見極め、確実に内野を抜く打球を飛ばして安打を量産した。

昨年は準々決勝までコールド勝ちしながら、決勝は旭川大高に3-5で敗れた。新チームは昨秋、今春と地区で敗退した。寺田は「打撃も守備も抜け目なくしっかり練習しました」。全員でつないで3年ぶりの聖地を狙う。