4強最後の枠をかけた戦いは、降雨ノーゲームとなった。

佐賀北が初回に3点を取るなど試合を有利に進め、5回裏の伊万里農林の攻撃を前に1度、雨により中断。その後、試合を再開したが、2死までいったところで、再び土砂降りの雨。今後の回復が見込まれないため、5回裏途中、佐賀北が5-3とリードしたところで降雨ノーゲームとなり、19日午前10時から再試合となった。

リードしていた佐賀北主将の小野颯真捕手(3年)は「やりたかったが、最後まで集中力が切れることなくやれたので、次につながると思います」と気持ちを切り替えていた。劣勢だった伊万里農林の永渕尚弘監督(53)は「うちの方が切り替えられるから楽でしょう」と話した。学校の統廃合により「伊万里農林」のユニホームで夏戦うのは今年が最後だけに「選手に言いましたよ。102年の学校の伝統はすごいなって。雨のおかげなのか、まだこのユニホームを着ていられますから」と笑みを浮かべていた。