第2シードの加藤学園が快勝した。浜松南に8-1で8回コールド勝ち。

4-1の7回裏2死一塁。4番藤原颯二郎内野手(3年)が、内角の変化球を振り抜き、右翼ポール際へ2点本塁打を放った。「切れなくてよかった。後ろにつなぐ意識で打席に立ちました」と、高校通算19号を振り返った。春は打撃不振に陥り、打順の降格を経験。今大会も初戦の清水東戦(7-1)は、6番で出場した。米山学監督(41)は「必死に練習に取り組む姿を見てきた。信頼しているので、今日は4番を任せました」。定位置に返り咲いた主砲は、指揮官の期待に結果で応えてみせた。

4回戦は、初の16強入りで勢いに乗るオイスカと対する。藤原は「隙なく一戦必勝で戦います」と、気を引き締めた。【古地真隆】