今春センバツで準優勝した習志野が延長戦を制して2回戦進出した。夏出場は8年ぶり9度目だったが、これで夏通算20勝のメモリアル勝利。夏制覇に向けて好発進した。

習志野は2回、先頭打者の四球から犠打などで2死三塁のチャンスをつくり、8番打者、先発の山内翔太投手(2年)が左前へ適時打を放って先制した。

さらに4回には、中安打と中堅手の失策で無死二塁のチャンスをつくると、犠打で1死三塁とした後、和田泰征内野手(2年)のスクイズで1点を追加した。

一方、沖縄尚学は4回裏、1死走者なしから、主将の水谷留佳内野手(3年)が俊足を生かして右前への二塁打を放つと、その後1死一、三塁から5番の台湾からの留学生、崔哲■(さい・てつい)外野手(2年)が左中間へ2点適時三塁打を放って同点。続く1死三塁から奥原海斗外野手(3年)が、スクイズを決めて勝ち越した。

習志野が5回に根本翔吾外野手(3年)の中前適時打で同点としたが、沖縄尚学は6回に1死満塁のフルカウントから、奥原がこの日2本目のスクイズを決めて再び勝ち越し。99年センバツV右腕で母校を率いる比嘉公也監督(38)の采配がズバリと当たった。

習志野は9回に追いつくと、延長10回1死二塁で和田泰征内野手(2年)の適時二塁打で勝ち越した。

2回戦は14日の第2試合で高松商(香川)と鶴岡東(山形)の勝者と対戦する。

※■は、王ヘンに韋