【機張(キジャン・韓国)8月31日】日本が南アフリカを投打に圧倒して2連勝を飾った。1次ラウンドのヤマ場2試合は、左腕コンビに託される。宮城と林はこの日、ともに永田監督から「明日(米国戦)と明後日(台湾戦)を想定して投げろ」と指示を受けた。

宮城はブルペン投球のみ。林はリリーフで6回に登板し、1イニングを無失点に抑えた。

独特の硬いマウンドに林を慣れさせたのか、宮城を隠したのか。永田監督は米国戦先発投手について「腹は決まっています」と話すも名前は明かさなかった。今大会の球数制限で50球以上は中1日が、105球以上は中4日が必要。5日からのスーパーラウンド進出を想定すると、ともに長いイニングは考えにくい。どちらが先発しても、事実上のオープナーになることが有力だ。

宮城も林も「フルスイングしてくる。緩急をうまく使いたい」と米国打線への認識は同じだ。調整中の佐々木、奥川が力勝負を挑めない現状。左腕コンビの巧みな投球術でフルスイングを「させない」戦略で、強敵に挑む。