第92回選抜高校野球大会(19日開幕、甲子園)に初出場する加藤学園が5日、無観客開催に向け、同大会の準備が進められることについて会見を開いた。1996年(平8)の野球部創部に尽力した加藤瑠美子校長(76)は「夢舞台が幻になってしまうのではないかと思っていましたので、選手たちが甲子園の土を踏ませてもらえるだけでありがたい」と、感謝の思いを述べた。
同校応援団の大橋渉(あゆむ)団長(2年)も、午前に行われた学年末試験を終え、取材に応じた。当初は、甲子園のアルプス席で選手に力を送るはずだったが、無観客開催でそれは幻に…。それでも「直接、気持ちを届けられないのは残念だが、野球部には頑張ってきてもらいたい。自分たちは応援団なので、どこだろうと応援する気持ちは変わらない」と前を向いた。
選手たちもそうした気持ちに応える。勝又友則主将(2年)は「中止の可能性があったので少し安心しているが、まだ油断はできない。自分たちが体調を崩したら出られないので、しっかりと整えたい」。これまでチームを支えてきた人々の前でプレーすることはかなわないが、「テレビの前で応援してくれると思うので、その人たちのためにも勝って校歌を歌いたい」と力を込めた。【河合萌彦】

