常総学院の一條力真投手(3年)が、エースの投球をみせた。

140キロ台の直球に変化球を交え、7回1/3を1安打無失点の9奪三振。安打を許した4回以外は、3者凡退に打ち取り「変化球が良かった。特にスプリットが低めに決まっていた。場面場面でカット(ボール)とスプリットの強弱をつけて投げた」と振り返った。

変化球だけでなく、直球の球威も抜群だった。4回には、2人目の打者への2球目に、自己最速を2キロ更新する148キロを記録。佐々木力監督(54)は、この1球を「今までで一番良いストレートだった」と評価した。

初戦から力強い投球をみせた一條は「3年間やってきたことを見せたかった」と力を込めた。