昨夏県4強同士の対戦は、木更津総合が逃げ切り、4回戦進出を決めた。

ソフトバンク吉鶴憲治1軍バッテリーコーチを父に持つ左腕・吉鶴翔瑛投手(3年)が好投した。先発して6回を3安打、5奪三振、無失点。「真っすぐとスライダーがよかったです」と3回まで1人も走者を許さない力投。4回2死三塁のピンチも相手4番を二ゴロに仕留め、チームを勢いに乗せた。

エース篠木健太郎投手(3年)とともにチームを引っ張る存在。吉鶴は「これまで大会で結果を残すことができなかった。今日は結果を出したかった」と振り返った。全体練習ができない中、ランニング中心に下半身強化に努めた。父からは「自分のいいボールに自信をもって強気でいけ」と言われたことがある。この日が自身の18歳の誕生日。自らの力投で祝った。