降雨のため2回表から1時間48分の中断をはさんだ試合になり、甲府工が主将の上村祥雅捕手(3年)の右前適時打で5回裏に10点目を奪い5回コールド勝利を決めた。

試合後の上村はニコニコしながら手には巨人岡本和真のタオルを握り締めていた。小学校の時から主に巨人の選手の名前が入ったタオルを試合や練習の時に愛用しており、ヤクルト、日本ハムのタオルも含めるとコレクションは50本以上に増えた。

実は11日の北杜戦でも巨人陽岱鋼タオルで試合に臨み、2打席連発の大当たりだった。試合後に次戦のタオルを聞かれ「岡本和真のタオルにします」と宣言していたが、その宣言通りに「岡本和真」タオルで、この試合も2打数2安打2打点でコールド勝ちを決める打点ヒットを放った。

「巨人ファンです。今も年間に7試合くらいは東京ドームに行ってます」。筋金入りの巨人ファン。お気に入りのタオルを聞くと「坂本勇人、長野久義、小笠原道大」と、すらすらと名前が出てきた。

次戦は準々決勝の18日が予定されている。注目の18日の使用タオルはと聞かれると迷わず「阿部慎之助です」。強打の捕手らしく、球界きっての強打捕手阿部慎之助のタオルで佳境を迎える山梨大会を勝ち抜く決意だ。