函館大有斗が恵庭北を11-4で下し、4年ぶりの南大会1勝を挙げた。2点リードの8回、先頭の4番金沢が公式戦初本塁打で口火を切ると、打者一巡の猛攻で一挙5得点を奪いコールドを決めた。

中本に続くチーム2本目の本塁打に、金沢は「打った瞬間入ったと思った」。昨秋の地区予選で、捕手として出場した際、打者のバットがミットに当たり小指を骨折。試合に出られない日が続き、ようやく、今夏の地区予選から復帰していた。

先発全員得点で、元プロで就任3年目の古溝克之監督(57)に南大会初白星をプレゼント。それでも金沢は「初めての大きな大会で緊張して、自分のスイングがあまりできなかった」と慢心はない。「次はランナーのいる場面で打てるようにしたい」と話していた。