八王子学園八王子が両チーム合計24安打の打ち合いを制し、2回戦進出を決めた。

主将がサイクルヒットまであと1本の猛打をみせた。3番打者としてチームの主軸を担う市橋優大主将（2年）。適時三塁打、内野安打を放ち、迎えた6回1死一塁の場面、内角高めの直球を右翼席へ放り込んだ。

あとは二塁打が出れば記録達成。9－8と1点リードの9回の最終打席では「少し、意識はしてました。それよりも1点差だったので、ここは塁に出ることが大事」と、右前へ単打。後続の適時打を演出し、チームを勝利に導いた。

5打数4安打3打点。公式戦初となる本塁打も放った。大会前にはドラフト候補の羽田慎之介（3年）から「お前が打たないと勝てない」と鼓舞を受けていた。市橋は「いろんな人に支えてもらって、吹っ切れて大会に臨めています」と力強く話した。