日大山形のエースが、地元山形でさらなるレベルアップを誓う。昨夏の甲子園で先発を務め、16強入りに貢献した斎藤堅史投手(18)の南東北大学リーグ・東北公益文科大進学が分かった。斎藤は「1年春からのリーグ戦出場」「個人タイトル獲得」を目標に掲げ、将来のプロ入りを目指す。
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甲子園のマウンドには悔いが残っている。開幕試合の米子東(鳥取)戦では8回までに8安打を許したが、要所をしっかり締め無失点。甲子園の全3試合で18回1/3を投げ、防御率2・54と好成績を挙げたが斎藤は「3試合すべてで先発しましたが、最後まで投げ切ることができなかった。それが一番悔しい」と、エースの役目を果たせなかったことを悔やんだ。
悔しさをバネに「100%の準備」で大学野球へ挑む。「100%の準備」は日大山形・荒木準也監督の言葉だ。斎藤は「甲子園期間に監督さんが常々おっしゃられていました。とても印象に残っています」と振り返り、高校野球引退後もこの言葉を胸に決して準備を怠らなかった。「引退してからたくさんの方と話をする機会がありました」。技術面でたくさんの知識を得て、新球種のカットボールを習得した。まだ打者には投げてはいないが、「1つの武器になると思う」と好感触を得ている。継続して走り込みも行っており、体力向上も実感。新天地に向け準備に余念がない。
知見を広げて自分の理想にたどり着く。理想の投手は日本ハム伊藤大海。「投手で一番大事なのは気持ち」。ルーキーながら昨年の東京五輪の大舞台でチームのピンチを好投で救った伊藤を参考にメンタル面の向上を図り「心技体」を整える。最初に目指すのは「1年春からのリーグ戦出場」と「個人タイトル獲得」だ。斎藤は「リーグ戦出場や個人タイトルなどそれらをつなげていき、4年生になったらプロを目指してやっていければ」とプロ入りも見据えている。未来への階段を「100%の準備」で1段ずつ踏みしめていく。【濱本神威】
◆斎藤堅史(さいとう・かたし)2003年(平15)7月7日生まれ。山形県東田川郡三川町出身。小学2年から三川ブルーファイヤーズで野球を始め、小6時には楽天ジュニアに選出。中学は三川中の軟式野球部と鶴岡ドリームスでプレー。日大山形では1年秋からマウンドに立った。180センチ、84キロ。右投げ右打ち。家族は父、母、祖父、祖母、兄、姉。

