10年に甲子園春夏連覇を達成した強豪興南が、5回コールドで初戦を突破した。今春の県大会では、部員にコロナ感染者が確認されるなどで出場を辞退。今大会はノーシードでの始まりだったが、12安打11得点で完封と貫禄を見せた。

キャプテンが勝利に導いた。3番の禰覇(ねは)盛太郎外野手(3年)が、1回2死走者なしで中越えに先制&決勝アーチ。真ん中高めの直球をバックスクリーン右に運んだ。「この夏にかける思いは人一倍強いです。その気持ちが乗った打席でした」。禰覇は3回にも中前打。4回には走者一掃の適時二塁打で3安打4打点。三塁打が出ればサイクル安打達成の爆発だった。

コロナの影響で、3月下旬から4月上旬までの約2週間は自宅待機。対外試合はほとんど行っていない。公式戦は昨秋の11月9日、九州大会の大島(鹿児島)戦以来7カ月ぶりだった。我喜屋優監督(71)は「選手はストレスがたまることもあったけど、それをマグマに変えようと。今日は試合ができる喜び、たまっていたストレスをマグマに変えて野球はこんなに楽しいんだという思いでした」。南国沖縄で、熱々の“マグマ打線”が火を噴き快勝した。