鵡川の柏村匠海投手(2年)が、公式戦初登板初先発で7回4安打無失点と好投し、2年連続の初戦突破に貢献した。

帽子のつばに「集中力」と書き込み、4回までは完全投球。初めて背番号1をつけてマウンドに立ち「責任感を持って投げた。思い切って腕を振れたのが良かった。ストレートをしっかり投げられた」と振り返った。

昨秋、今春は本来エースの後藤大輝(3年)が背番号1を付けていたが、旭川龍谷、旭川南の指導者として甲子園を4度経験している小池啓之監督(70)が、2年生右腕を大抜てき。同監督は「練習試合でも5回ぐらいまで。これは想定外」と喜んだ。

9番打者だが5回1死二、三塁で左越えに2点適時三塁打を放つなど、2安打3打点。打撃も好調で「3年生とできる最後の大会。1つでも多く試合をやれるように、投打で頑張りたい」と気を引き締めた。