【第3試合(午後2時)仙台育英(宮城)-慶応(神奈川)】

昨夏甲子園優勝の仙台育英と、昨秋関東大会4強の慶応が対戦する。

仙台育英は同優勝メンバーが攻守の軸だ。最速145キロを超える高橋煌稀、仁田陽翔、湯田統真(いずれも3年)を中心とした投手陣は大会屈指。野手は尾形樹人捕手、山田脩也内野手、橋本航河外野手(いずれも3年)のセンターラインに加え、4番を務めた斎藤陽(ひなた)外野手(3年)がチームを引っ張る。82年夏、83年春優勝の池田(徳島)以来史上5校目、東北勢初の「夏春連覇」が期待される中、初戦を突破できるか。

慶応は昨秋、公式戦12試合でチーム打率は3割9分3厘、15本塁打を放った強力打線が魅力。加藤右悟外野手(2年)は打率4割5厘、チーム最多3本塁打、13打点をマークした。西武、巨人、オリックスで通算525本塁打を放った清原和博氏(55)の次男、勝児内野手(2年)は打率4割、2本塁打、同最多14打点で存在感を発揮した。直前の練習試合でもアーチを量産しており、甲子園で活躍した父のように躍動するか注目だ。