センバツ8強が出そろった。東海大菅生(東京)は最速150キロ右腕のエース日当(ひなた)直喜投手(3年)が119球、7奪三振で沖縄尚学に完封勝利。器用な指先を持ち、多彩な変化球で相手打線を翻弄(ほんろう)。21年春以来2年ぶりに準々決勝進出を決めた。連覇を狙う大阪桐蔭は、スクイズで挙げた1点を守り抜いて能代松陽(秋田)に勝利。報徳学園(兵庫)は東邦(愛知)とのタイブレークを制した。昨夏優勝の仙台育英(宮城)は龍谷大平安(京都)に快勝した。

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沖縄尚学は完封負けで14年以来の8強を逃した。5回無死満塁で決定機を欠くなど、プロ注目150キロ右腕・日当投手を攻略できず6安打無得点。5回から3連投となるエース東恩納投手を投入したが、執念の継投も実らなかった。比嘉公也監督(41)は「点が取れなかったのは私、ベンチの責任です」と反省。佐野主将は「詰めの甘さをなくして、夏に戻ってきたい」とリベンジを誓った。

◆九州勢が8強逃す 沖縄尚学が敗退。九州地区の全チームが8強を逃したのは15年以来8年ぶり(中止の20年を除く)。

【センバツ】8強出揃う 大阪桐蔭、仙台育英、報徳学園、東海大菅生がベスト8/スコア詳細>>