県内屈指の進学校でもある韮山は選手主導でチーム力を高めてきた。新チーム始動から新たに取り組んだのは、選手間投票で毎月メンバーを決める「選抜総選挙」。月1回、全部員が1位から20位までのメンバーを選んで投票し、得票数が多い上位20選手が発表される。技術面だけでなく、学校での生活態度や練習に取り組む姿勢などが評価基準。辻村悠之介投手(3年)は「選手同士が決めるので、そこに信頼関係が生まれると思う」と強調した。

大会がない月もメンバー発表は行われる。武井淳監督(48)は「月1回やることでそれが指標にもなる」と説明する。選手の主体性を尊重したチーム作りも行ってきた。サインも選手が考え、5回までは極力ノーサインで戦う。中浜天恋(あれん)内野手(3年)は「試合中に受け身になるのが1番よくない。最後自分で判断するための力を日々養っている感覚」と自信をのぞかせた。

同校は今年で学校創立150周年。過去には春夏通じて2度の甲子園出場を果たしている。中浜は「1番は地域から応援されるチームになりたい。今年は節目なので、過去の先輩たちの思いも背負って戦いたい」と力を込めた。目指すのは95年以来23年ぶりの県制覇。選手間で選ばれた先鋭たちで頂点を目指す。【神谷亮磨】