矢板中央(栃木)の「声神様」がチームに勢いを与え、今春センバツ出場でシード校の石橋を撃破した。
試合前の円陣、石井雄大内野手(3年)を中心に輪ができた。「♪意識高~く腰低く~やってみますの矢板です~」と、石井雄を先頭にナインの歌声が響く。70年代にヒットした「走れコウタロー」の替え歌。石井雄は「勢いをつけようということで。みんなに一発行っとけと(笑い)。でも歌うのは好き」と笑った。
休日にはチームメートとカラオケに行く。十八番はダウンタウン浜田雅功と槇原敬之が歌う「チキンライス」だ。「カラオケに行ったら先頭に立って歌います」と、チームの1番を任される「声神様」はカラオケでもトップバッターだ。
この日、自身はノーヒット。「気合が入り過ぎてボールの見極めができなかった」と苦笑いだが、「声神様」に勢いづけられたチームは8回に2点差を逆転しシード校を撃破。「チームとしてノーエラーなのが良かった。次も意識高くいきます」と、次戦も石井雄の声が球場に響き渡る。【黒須亮】

