東洋大姫路が延長11回に及んだ3時間13分の大熱戦を制し、5回戦に進んだ。
プレーボール直後から1点を追う展開。初回、相手先頭の朝倉未来外野手(3年)に初球を左翼スタンドにたたき込まれ、さらに1点を追加された。その裏、5安打を集めて4点を奪取。3回には小野洋介主将(3年)の適時打で5点目を追加した。だが先発のエース内海誠揮(のりき=3年)が4回に3点を奪われ、試合は振りだしに。神戸学院大付は9回2死満塁、東洋大姫路も9回2死二塁の好機を生かせず、試合は延長タイブレークに入った。
延長10回、先攻の神戸学院大付は吉田一翔(かずと)内野手(3年)の適時打で2点を勝ち越すも、東洋大姫路も露本一惺(いっせい)内野手(2年)の適時打で同点に。延長11回、神戸学院大付が相手の暴投などで再び2点を先行したが、東洋大姫路はその裏、白鳥翔哉真(ひやま)外野手(1年)の左中間二塁打で追いついた。なおも1死二塁で大村景虎外野手(2年)が右越えのサヨナラ二塁打を放った。大村は2回に中堅守備から入り、4打数4安打の大当たりだった。
真っ黒に日焼けした東洋大姫路・岡田龍生監督(62)は「公式戦のタイブレークは初めてなんです」と、大粒の汗をぬぐった。練習試合で同点で9回を終えたケースなどはタイブレークの練習をしてきたが、母校復帰後2年目の夏で経験することに。3回の初打席の今夏初安打から最後は殊勲打で締めた大村には「ここまで全然だったんで怒ってばっかりでしたけど、よかったです。(チームとして)エラーがなかったのもよかった」と振り返った。

