秋季東海地区高校野球大会が、21日に開幕(岐阜)する。
来春センバツの参考資料となる今大会。3年ぶり出場の藤枝明誠(静岡1位)は、初戦となる22日の2回戦で県岐阜商(岐阜2位)-豊橋中央(愛知3位)の勝者と対戦する。2017年夏以来、春は初となる甲子園を目指し、県制覇を支えた堅守を軸に東海制覇に挑む。
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良い守備から良い攻撃へ-。藤枝明誠が、ブレずに頂点を目指す。内野に前チームからの主力4人が残る現チームは、発足時から重点的に強化してきた堅守が魅力。光岡孝監督(45)は「積み重ねてきたことができれば、攻撃にもつながる。変わらずにやりたい」と東海の舞台を見据えた。
県大会では5試合で3失策だった。特に浜松開誠館との決勝では無失策と安定し、打線も14安打15得点。守備からリズムを作る理想的な展開で、今夏の甲子園出場校に15-3で大勝した。主将の一瀬友希内野手(2年)は「練習でやってきたことを公式戦で発揮できるようになってきたと思う」と手応えを口にする。
今月8日に甲府工(山梨)と練習試合を実施。7-6で勝利したが、県大会から一転ミスが散見された。指揮官は「県ではあった『相手に向かっていく』という気持ちがなかった。もう1度、自分たちを見つめ直す事ができたと思う」。県制覇で生じた精神面の緩みを東海大会前に正す、貴重な機会となった。
来春のセンバツから東海地区の出場枠が1増の3枠になった。一瀬は「創部初の春の甲子園を目指す」と目標を口にした。その上で「相手ではなく、自分たちの野球をする事が大事になる。チャレンジャーとして1戦1戦、戦っていきたい」と続けた。聖地へとつながる道を、一丸となって1歩ずつ進む。【前田和哉】

