2回戦から登場した作新学院(栃木1位)は、帝京三(山梨2位)に勝利して4強進出を決め、来春のセンバツを当確にした。

初回から140キロ台を連発するエース小川哲平投手(2年)が貫禄の投球を見せた。先頭に左前打を許し、次の打者に犠打で二塁に進められ1死二塁と得点圏に走者を背負った。続く3番中島に対して投げた2球目。この日最速の146キロを計測し、9球目に空振り三振を奪った。4、5番に連続四球を与え、2死満塁のピンチをつくったが、6番長谷川を二直に仕留めて無失点で切り抜けた。

迎えた初回の攻撃。相手投手の立ち上がりを攻め込み一挙3得点。これが試合を決めるイニングとなった。先頭の1番小森一誠外野手(2年)が内野安打で出塁すると、2番斎藤健之介内野手(2年)がストレートの四球で出塁。3番土井雄一郎内野手(1年)の打席で相手投手の暴投で、それぞれ走者が進み無死二、三塁をつくると、土井が犠飛には十分な打球を打ち上げ左犠であっという間に先制した。続く4番広田瑠稀哉外野手(2年)の三遊間を抜ける左前適時打で2点目。続く打者が一ゴロで一塁走者は二塁に進塁。6番小川亜怜外野手(1年)の二塁手の横を抜ける右前適時打で3点目を追加した。

エース小川は7回無失点の好投。「初回の立ち上がりがまだ全然良くなくて50点くらい。課題も見つかったのでもっとレベルアップして次の試合に臨みたい」と振り返った。小針崇宏監督(40)は、2回戦からの登場で試合勘を鍛えるために開会式後、3年生と練習試合を行ったことを明かした。「今日来てくれている3年生の力も借りて」と総力戦でつかんだ1勝。

帝京三とは24年前の秋季関東大会初戦でも対戦。5-4でサヨナラ勝利している。作新学院は秋季関東大会で優勝した16年以来、15度目の準決勝進出を決めた。