今大会に出場する全32校が初戦を終えた。140キロ以上を記録した投手は昨年春が22人だったが、今年は20人と2人減った。初戦が終わる25日までの完封は2人だった。今大会は、初日から真冬並みの寒さで20日には正午まで10度に届かず、強風にあおられ、21日は最高気温が8度で甲子園に雪も降った。球速が上がらなかった最大の理由に、大会関係者は「とにかく寒さが一番。コンディションが良くなかった」と話した。
今大会は低反発バット導入で、投手有利という声も聞かれたが、あるスカウトは「強打されてもホームランにならない。制球力がいい投手が多く、遅いボールでも抑えられるという意識があるのでは」と話した。スピードを意識すると力みが生まれるが「飛ばない」という感覚が投手の意識を有利に働かせ、制球力と多彩な変化球で勝負する投手が増えた。
低反発バット初導入のセンバツ。今後、少しずつバットへの対応が変わり、投手もまた変わっていくかもしれない。

