早朝から3000人近くの高校野球ファンが行列を作った慶応-横浜の一戦は、横浜がいきなり2点を先制した。

初回、横浜の1番阿部葉太外野手(2年)が、昨夏の甲子園優勝投手の慶応・小宅雅己投手(2年)の初球を右中間二塁打に。2死後、4番の椎木卿五捕手(3年)がスライダーを左翼席へ放り込む先制2ランとした。椎木は元ロッテ椎木匠氏を父に持ち、二塁送球は平均で1・9秒をマークする今秋ドラフト候補。

両校は昨夏の神奈川大会決勝で対決。終盤まで横浜がリードしていたものの、併殺時の微妙な判定もあり、慶応が逆転勝利で甲子園出場を果たしている。