大会本部は7日、天候不良が予想された影響で、第1試合と第2試合で予定していた1回戦の横浜(神奈川)-敦賀気比(福井)、高知中央-綾羽(滋賀)の中止を発表した。この2試合は8日、夕方の部で実施される。午前から午後に試合時間が変わる4校は甲子園室内練習場で調整した。

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伝説の最強校をモチーフにしたユニホームが甲子園に登場する。今年4月、山野司氏(57)が高知中央の監督に就任。PL学園出身の背景を踏まえ、新チームのシンボルとして周囲が勧め、ナインも快諾して今夏、赤のピンストライプだった戦闘服が変更された。決勝で明徳義塾を破るなど、激戦の高知を勝ち抜いた勝負服が全国の舞台に立つ。

85年の夏に3年生の清原和博、桑田真澄のKKコンビが全国制覇したあと、新4番を任されたのが1学年下の山野監督だった。高い技術、ひたむきな性格を認められての抜てき。当時の中村順司監督から「面倒を見てやれよ」と後継者育成を託された清原氏は、打撃投手も務めてくれた。だが、努力は翌86年春の甲子園で実を結ばず。「全然活躍できなくて2打席で交代。すごく悔いが残っている。悔いを残さないでくれ。一生懸命にやって悔いが残らないように頑張ってくれ、と選手には伝えています」と明かした。

綾羽との初戦は、デーゲームから午後6時45分開始のナイターに変更。「ナイターでできるというのはすごいこと。一生に1回あるかないか」と歓迎した。ナイターの経験に乏しく、打球の見づらさなどは未知の領域だが、臆せず立ち向かう。【堀まどか】

◆PL学園硬式野球部の現状 甲子園で春夏7度の優勝を誇るが、生徒数が年々減少し、16年夏を最後に活動を休止している。多くのプロ野球選手も輩出し、OB会も復活を望んできたが、今年1月のOB会懇親会で桑田真澄会長(57=巨人2軍監督)は「残念ながら何も進展がない。PL学園野球部復活の前に、学校自体の存続が非常に厳しい状態」などと明かした。教団は20年12月に3代目教主(おしえおや=教祖)が亡くなって以降、4代目が不在。「(生徒数を)増やしたいけど増やす方法がない」と厳しい状態が続いている。