「大学日本一」の称号を懸けた戦いが幕を開ける。
第75回全日本大学野球選手権記念大会(8日開幕、神宮球場と東京ドーム)の開会式が7日、東京・明治神宮会館で行われた。東北からは、大学史上初の連覇を目指す東北福祉大(仙台6大学)、3年ぶり17度目出場の富士大(北東北・岩手)、5大会連続19度目出場の東日本国際大(南東北・福島)が出場する。
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東北福祉大が見据えるのは「日本一」のみだ。今春は完全優勝で3季連続のリーグ制覇を成し遂げた。それでも、選手らは「まだまだ通過点」と口をそろえる。開会式では主将の小山凌暉内野手(4年=東海大菅生)が優勝旗などを返還。各大学の主将が一堂に集った壇上では「大学初の連覇を目指して頑張ります」と力強く宣言した。
連覇への強い思いは山路哲生監督(59)の目にもしっかりと映っていた。「そう簡単には勝てないと思っています。それでも選手たちは、今までやったことのない連覇に向けて気持ちが入っているので、どれだけ目標に向かって戦えるか、私は邪魔をしないように采配したい」と期待を寄せる。
昨春は中日ドラフト2位の桜井頼之介投手(22)らを擁し、7年ぶり4度目の頂点に輝いた。抑えなど救援として経験を積んだエース猪俣駿太投手(4年=明秀学園日立)も3試合に登板し、優勝に貢献した。あれから1年。山路監督は「チームを引っ張る立場になった時、どういうピッチングをするか」と気にかけていたが、この春は主戦として再び全国舞台に戻ってきた。「引っ張っていこうという気持ちがリーグ戦でも結果につながりました」とうなずいた。
リーグ戦とは異なり、負けたら終わりの一発勝負。山路監督は「1つのミスや走塁で、試合の流れみたいなものがあるということを気づくと思います。サインの見落としをしない、カバーリングをするなど、当たり前のことが当たり前にできるかどうかが大事になってくる」と、大会を通しての成長にも期待を膨らませている。6日後の決勝、さらに進化した東北福祉大で連覇の瞬間を迎えるつもりだ。【木村有優】



