近大新宮(和歌山)が、春夏の甲子園優勝と17度出場経験のある古豪・箕島を2ケタ安打の快勝で破り、3年ぶり2度目の秋の近畿大会への切符をつかんだ。
近大新宮の背番号1・西島大波(だいご=2年)投手が、打たせて取る投球で9回12安打4失点完投。2枠ある和歌山からの近畿進出への切符を勝ち取った。「近畿を決めたからといって、大会は終わっていない。明日も勝って、勢いをつけたい」。
身長168センチ、体重76キロの右腕が、「コーチ」と称する9歳上の兄一波(いっぺい)さんは、大阪桐蔭OBで聖地を経験。現巨人泉口友汰とともに、17年センバツに出場。決勝では、決勝初の代打本塁打を記録。当時、大波投手は甲子園のアルプススタンドで応援した。「今もずっと支えてくれていて、憧れの人。感謝しています」。
降雨の中、スタンドの同校の部員たちは熱く応援。ベンチでは、責任教師の宮本俊子部長も、声をからして応援した。「僕らで初出場をやろう」が合言葉。エースナンバーを背負う西島は、「今まで甲子園に出たことがない。一致団結して、今まで以上に意識を高めていきます」と意気込んだ。

