今春センバツ王者の横浜(神奈川1位)が専大松戸(千葉1位)に競り負けた。ベスト8で敗退。来春センバツ出場の一般選考枠は関東、東京と合わせ「6」で、他校との比較になる。

先発の小林鉄三郎投手(1年)が2本塁打を含む4安打3失点。6回からは織田翔希投手(2年)を投入したが、専大松戸打線を止めることができなかった。織田は「悔しい気持ち。エースとしてみんなを甲子園に連れて行きたい気持ちは強く持っていたのですが、情けなさというか、ダメだなと率直に思います」と、肩を落とした。

勝ち続けることの難しさをあらためて実感した。夏の甲子園、8月19日、準々決勝で敗退。織田、小野舜友内野手(2年)ら、多くの経験者が残った新チームは、まもなくして秋の県大会が始まったが、調整が課題に残った。エースの織田翔希投手(2年)は、県大会で爪が割れていたという。村田浩明監督(39)は「夏が終わって短い期間でよくここまで来られたと思っている。選手のコンディションが悪かったし、逆にほめてあげたい」と、涙する選手たちを優しく見つめた。

主将としてチームを率いる小野は「もう1度、原点に戻って、チームを作り直すしかない。仲間たちと甲子園に行って、日本一の景色を絶対に見たいと思ってやってきた。悔しいというか、自分たちの力不足です」と、涙をこぼした。

昨年の神宮大会優勝、センバツ優勝に夏の甲子園出場。阿部葉太(3年)が率いたチームから「小野世代」へ。このプレッシャーに打ち勝ち、負けから学び強くなる。春は再び「最強横浜」に生まれ変わる。【保坂淑子】